「予約システムを導入したいけど、種類が多すぎて選べない」「今使っているシステムの費用が高い気がする」——そんな悩みを抱えるサロンオーナーは少なくありません。
2024年度の理美容サロン市場規模は2兆1,240億円(前年比101.5%)に達し、業界全体がデジタル化の波に乗っています。しかし、予約システムの選び方を間違えると、月数万円のコスト増や顧客データの消失といった深刻な問題に直面することも。
本記事では、日本市場で利用可能な主要12システムを料金・機能・導入効果の観点から徹底比較。あなたのサロンに最適なシステム選びをサポートします。
予約システム選びで押さえるべき3つの視点
比較に入る前に、システム選定で失敗しないための3つの視点を確認しておきましょう。
1. 総保有コスト(TCO)で比較する
「月額無料」に惹かれて導入したものの、決済手数料が高く、結果的に割高になるケースがあります。以下の4要素を合計した総コストで比較することが重要です。
- 初期費用
- 月額固定費
- 決済手数料(売上の2〜3.5%)
- オプション費用
2. 「集客」と「管理」は別物
予約システムには大きく分けて2つのタイプがあります。
タイプ | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
集客型 | ポータルサイトから新規客を送客 | ホットペッパービューティー、minimo |
管理型 | 自社予約の受付・顧客管理に特化 | Square予約、LiME、リザービア |
開業初期は集客型、顧客基盤ができたら管理型へシフトするのが王道戦略です。
3. 「システム」か「代行」か
ここが最も見落とされがちなポイントです。
多くの予約システムは「ツールを提供して終わり」です。DMの文面作成も、配信タイミングの設定も、すべてオーナー自身が行う必要があります。
一方、「実行代行型」のサービスでは、リピート促進施策の企画から実行まで専門スタッフが担当。忙しいオーナーに代わって売上UP施策を回してくれます。
【2026年版】サロン予約システム12選 料金・機能比較表
主要12システムの料金と機能を一覧で比較します。
システム名 | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | 契約期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
SALONHUB | ¥0 | ¥19,800〜 | - | なし | BPaaS型。リピート施策を実行代行 |
ホットペッパービューティー | - | 数万〜数十万円 | - | 6〜12ヶ月 | 最大の集客力。媒体依存リスクあり |
Square予約 | ¥0 | ¥0〜¥8,000 | 2.5% | なし | 決済最安。ドタキャン対策が強力 |
STORES予約 | ¥0 | ¥0〜¥12,980 | 1.98〜3.24% | なし | 回数券・月謝管理に強い |
リザービア | ¥100,000 | ¥15,000〜 | - | 1年 | Google・Instagram連携が充実 |
LiME | ¥20,000〜 | ¥0〜¥9,240 | - | 要確認 | 美容師目線のカルテ機能 |
Airリザーブ | ¥0 | ¥0〜¥5,500 | - | なし | シンプルで導入しやすい |
minimo | ¥0 | ¥0 | ¥440〜660/件 | なし | 個人スタイリスト向け成果報酬型 |
BeautyMerit | ¥100,000〜 | ¥20,000〜 | - | あり | 自社アプリ構築が可能 |
Re:RE(リリ) | ¥0 | ¥9,800 | - | なし | LINE特化でシンプル |
Bionly | 要問合せ | ¥0〜 | - | 要確認 | iPad専用の電子カルテ |
かんざし | 要問合せ | 要問合せ | - | 要問合せ | 予約一元管理に特化 |
各システムの詳細解説
1. SALONHUB —「システム提供」ではなく「売上UP実行代行」
こんなサロンにおすすめ: 施術で手一杯でマーケティングまで手が回らない1〜4名規模のリラクゼーション・エステサロン
SALONHUBは、従来の予約システムとは一線を画すBPaaS(Business Process as a Service)モデルを採用しています。
従来システムとの決定的な違い
項目 | 従来の予約システム | SALONHUB |
|---|---|---|
提供するもの | ツール(ソフトウェア) | ツール + 実行代行 |
DM配信 | オーナーが設定・実行 | 専門スタッフが代行 |
リピート施策 | オーナーが企画・運用 | SALONHUBチームが実行 |
効果測定 | オーナーが分析 | レポート提供 |
主な機能・サービス
- 予約管理システム: オンライン予約、カレンダー管理、リマインド機能
- 顧客管理・電子カルテ: 来店履歴、施術履歴の一元管理
- AI売上分析: データに基づく改善提案
- 21日フォロー代行: リピート促進の自動フォローをオーナーに代わって実行
- 口コミ獲得代行: Googleビジネスプロフィールへの口コミ誘導
導入実績
名古屋のドライヘッドスパ「HITOYASUMI」での導入実績
- 月売上15%UP
- リピート率20ポイント改善
料金
- 初期費用: ¥0
- 月額: ¥19,800〜(プランにより異なる)
- 契約期間の縛りなし
「システムを渡されても使いこなせない」「忙しくてDM配信まで手が回らない」——そんなオーナーにとって、実行まで任せられるSALONHUBは有力な選択肢です。

2. ホットペッパービューティー(SALON BOARD)
こんなサロンにおすすめ: 新規集客を最優先したい開業初期〜成長期のサロン
日本最大の美容ポータルサイト。圧倒的なユーザーベースと「Pontaポイント」の訴求力で、新規客の送客力は業界随一です。
メリット
- 掲載するだけで新規客が来る即効性 - SALON BOARDが無料で使える(掲載店のみ) - レジ・DM・求人まで網羅した高機能システム
デメリット
- 掲載費が高額(月10〜50万円) - 解約時にデータアクセス不可になるリスク - 媒体への依存度が高まりやすい
こんな使い方がおすすめ
開業初期は掲載して集客し、顧客基盤ができたら段階的に自社予約へ移行する戦略が有効です。
3. Square予約
こんなサロンにおすすめ: 初期費用を抑えたい開業準備中〜1人サロン
米国発の決済プラットフォーム。2025年1月に対面決済手数料を2.5%に引き下げ、業界最安水準を実現しました。
メリット
- フリープランは月額0円 - 決済手数料が業界最安(2.5%) - ドタキャン対策が標準装備(カード情報事前入力) - 翌日入金でキャッシュフロー改善
デメリット
- 集客機能は持たない(自力での集客が必要) - 美容業界特化の機能(カルテ等)は弱め
導入効果の実例
個人ネイルサロンでの導入事例: - 無断キャンセル率: 5% → 0% - 電話対応: 1日10件 → 1〜2件
4. STORES予約
こんなサロンにおすすめ: 回数券・月謝制を導入しているエステ・ヨガスタジオ
ネットショップ「STORES」と連携した店舗運営プラットフォーム。
メリット
- 回数券・サブスク管理が最大の強み - 新プランで決済手数料1.98%〜(条件あり) - Zoom連携でオンラインレッスンにも対応
デメリット
- 新プランの適用条件を要確認 - 美容室向けというよりエステ・スクール向け
5. リザービア
こんなサロンにおすすめ: 「脱・媒体依存」を目指す中規模サロン Google予約連携とInstagram連携に強みを持つシステム。自社集客の強化を支援します。
メリット
- Googleマップから直接予約を受けられる - 複数の予約経路を一元管理 - 多店舗管理機能が充実
デメリット
- 初期費用10万円、月額1.5万円〜とコストは中程度 - 1年契約・解約違約金あり
導入効果の実例
中規模美容室での事例: - 広告費: 月40万円 → 15万円 - 自社予約比率: 10% → 50% - リピート率: 40% → 65%
6. LiME
こんなサロンにおすすめ: カルテ管理を重視する美容室・フリーランス美容師
現役美容師が開発に関わった、スマホファーストのシステム。
メリット
- 施術写真の保存・手書きメモが直感的 - LINE連携でカルテ共有が可能 - 無料プランあり
デメリット
- 初期費用が発生(2万円〜) - PC操作中心のサロンには不向き
7. Airリザーブ
こんなサロンにおすすめ: シンプルに予約管理したい小規模サロン
リクルートが提供する汎用予約システム。フリープランは永年無料です。
メリット
- 完全無料で使える - AirレジやAirペイと連携可能 - 操作がシンプル
デメリット
- 機能は必要最低限 - 美容業界特化の機能は少ない
8. minimo
こんなサロンにおすすめ: アシスタントの練習モデル獲得・新人育成 スタッフ個人単位で予約を受けるプラットフォーム。
メリット
- 固定費ゼロの成果報酬型(1件440〜660円) - 新人スタイリストの顧客獲得に最適 - ユーザー基盤が大きい
デメリット
- 予約数が増えると手数料負担が重くなる - 店舗としてのブランディングには不向き
店舗規模・ステージ別おすすめシステム
開業準備・1人サロン
おすすめ: Square予約(無料プラン)+ minimo
理由: 固定費ゼロでリスクを最小化。minimoで初期集客を補いながら、Squareで予約管理を始められます。
スタッフ雇用・小規模サロン(2〜5名)
おすすめ: SALONHUB または STORES予約
理由: 施術で忙しい中、リピート施策まで手が回らないフェーズ。SALONHUBなら実行代行で売上UP施策を任せられます。
多店舗展開・地域一番店(10名〜)
おすすめ: ホットペッパービューティー + BeautyMerit(自社アプリ)
理由: 大規模店は「空席を埋める」ための集客力が必要。同時に自社アプリでロイヤル顧客を囲い込むハイブリッド戦略が有効です。
業態別おすすめシステム
業態 | おすすめシステム | 理由 |
|---|---|---|
美容室 | リザービア、LiME | ビジュアル重視、Instagram連携必須 |
リラクゼーション・エステ | SALONHUB、STORES予約 | リピート施策・回数券管理が重要 |
ネイル・マツエク | minimo、ホットペッパー | カタログ検索からの流入が多い |
パーソナルジム・ヨガ | STORES予約、Square | 月謝・継続課金管理が必須 |
予約システム選びで失敗しないための5つのチェックポイント
1. 解約時のデータ移行は可能か?
契約前に「解約時にどの形式でデータ出力できるか」を必ず確認しましょう。
2. 隠れコストはないか?
月額費用だけでなく、決済手数料・オプション費用を含めた総コストで比較を。
3. 現場スタッフが使いこなせるか?
高機能すぎて使いこなせず「手書き台帳との二重管理」になるケースも。
4. 集客は別途必要か?
予約システムは「受け皿」。集客機能がない場合、SNS運用等のリソースが必要です。
5. 運用まで任せられるか?
「システムを渡されても使いこなせない」なら、実行代行型サービスも検討を。
まとめ:あなたのサロンに最適な選択を
2026年のサロン予約システム選びで最も重要なのは、「媒体依存から自社資産の構築へ」という視点です。
- 開業初期: 集客力のあるポータルサイトを活用
- 成長期: 自社予約システムへ段階的に移行
- 安定期: 顧客データを活用したリピート施策で利益最大化
ただし、多くのオーナーが直面する課題があります。
「施術で手一杯で、リピート施策まで手が回らない」
この課題を解決するのが、システム提供だけでなく実行まで代行するSALONHUBのアプローチです。
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